成行注文、指値注文、条件付き指値注文、逆指値注文の4種類ございます。
■成行注文とは
成行注文は、価格を指定せず、市場にでている現在の最も条件のいい価格で発注する注文方法です。
買い注文の場合は、その時点の最も低い価格の売り注文から順番に注文数量に応じて注文が成立します。
売り注文の場合は、その時点の最も高い価格の買い注文から順番に注文数量に応じて注文が成立します。
成行注文は、当社での注文受付順位の早いものから執行されます。
ただし、お客様の端末と当社システムとの間の通信に要する時間、および当社システムでのお客様の注文受付後の約定処理に要する時間の経過により、お客様の発注時の画面表示価格と実際の約定価格との間に価格差(スリッページ)が発生する場合があります。
当該価格差は、お客様にとって有利となる場合もあれば、不利となる場合もあります。相場急変時等には、スリッページがお客様の想定以上に拡大し、大きく乖離した価格で約定する場合もあります。
例・500万円で注文した場合
成行注文では、最も安いASKから順番に約定し、購入量が1BTCに達するまで続けて他のASKも約定します。
上の板の場合、500万円で購入できる量が以下の組み合わせで、0.770913394BTCとなります。
値段 | 量 | 約定価格(円) |
6,482,819 | 0.1626 | 1,054,106 |
6,486,254 | 0.4957 | 3,215,236 |
6,488,198 | 0.1126133943507889 | 730,658 |
■指値注文とは
指値注文は、希望する売買価格(買いの場合は上限価格、売りの場合は下限価格)を指定して発注する注文方法です。注文期日はGTC(無期限:取引が成立するか取消されるまで無期限で有効)となります。
指定価格が同一である注文が複数存在する場合は、当社での注文受付順位の早いものから執行されます。また、買い指値注文はより高い指定価格の注文が優先され、売り指値注文はより低い指値価格の注文が優先されます。
※システムメンテナンス等により本取引が一時中断され、再開した際の価格が指定した価格より有利な価格の場合は、お客様が指定した価格ではなく、再開時に初めて配信された価格を基に約定処理が行われます。
■条件付き指値注文とは
特定の執行条件が付いた指値注文です。条件付き指値注文は以下3つの執行条件から1つを選択して注文します。
1)Post Only
メイカーとなる注文のみ発注され、テイカーとなる注文はキャンセルされる執行条件です。
2)Fill or Kill
指定した注文価格かそれよりも有利な価格で即座に全部が約定される場合のみ発注され、全部が約定されない場合は注文がキャンセルされる執行条件です。
3)Immediate or Cancel
指定した注文価格かそれよりも有利な価格で即座に一部あるいは全部を約定させ、成立しなかった注文数量はキャンセルされる執行条件です。
■逆指値注文とは
逆指値注文は、配信価格が注文執行の条件となる価格(トリガー価格)に到達した時に、直ちに発注される注文です。
指値注文とは逆に、配信価格がトリガー価格より高くなったら「買い」、安くなったら「売り」の注文が、あらかじめ指定した注文価格と数量で発注されます。指定した注文価格よりも不利な価格で約定することはありませんが、相場状況によっては約定しない場合があります。
※システムメンテナンス等により本取引が一時中断され、再開した際の価格が設定したトリガー価格に達した場合には、指定した指値注文が発注されます。再開した際の価格があらかじめ指定した注文価格よりお客様にとって有利な価格の場合には、再開時に初めて配信された価格を基に約定処理が行われます。
・トリガー価格について
トリガー価格は、直近約定価格に対して有利(TP/テイクプロフィット/利益確定)または不利(SL/ストップロス/損失確定)となる価格を設定できます。
・執行条件
逆指値注文は以下2つの執行条件から1つを選択して注文します。
1)条件付き注文
条件付き注文は、1つのトリガー価格と注文価格を設定できます。
2)OCO注文
OCO注文は「One-Cancel-the-Other」の略で、一方の注文が成立した際にもう一方の注文が自動的にキャンセルされる執行条件です。
OCO注文では、TPとSLのトリガー価格と注文価格を同時に設定できます。
配信価格がTPトリガー価格(指値トリガー価格)またはSLトリガー価格(逆指値トリガー価格)、いずれか一方のトリガー価格に到達した場合、もう一方のトリガー価格と注文はキャンセルされます。
・注文方法
① 注文タイプで「逆指値注文」を選択します。
② 執行条件を選択します。
1)条件付き注文
売却注文を例にご説明いたします。
③ 直近約定価格を参考に、注文執行の条件となる「トリガー価格」と「注文価格」を手入力します。
④ 「数量」を手入力します。
※指定した注文数量が注文中の資産としてロックされます。
⑤ 「BTCを売却」をタップすると、今回のケースでは以下の注文内容で発注されます。
【注文内容】
直近約定価格が10,000,000円に到達したら、9,950,000円の指値売却注文が発注されます。
2)OCO注文
売却注文を例にご説明いたします。
③ 直近約定価格を参考に、注文執行の条件となる「トリガー価格」と「注文価格」を手入力します。
指値トリガー価格では、通常、直近約定価格に対して有利(TP/テイクプロフィット/利益確定)となる価格を設定します。
逆指値トリガー価格では、通常、直近約定価格に対して不利(SL/ストップロス/損失確定)となる価格を設定します。
④ 「数量」を手入力します。
※指定した注文数量が注文中の資産としてロックされます。
⑤ 「BTCを売却」をタップすると、今回のケースでは以下の注文内容で発注されます。
【注文内容】
直近約定価格が10,100,000円に到達したら、10,150,000円の指値売却注文が発注されます。
直近約定価格が10,000,000円に到達したら、9,950,000円の指値売却注文が発注されます。
※いずれか一方のトリガー価格に到達した場合、もう一方のトリガー価格と注文はキャンセルされます。